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動画の制作が続きません(2)

千種伸彰(ちぐさ・のぶあき)

2023.01.06

「これからは動画。そうだ。それでいこう!」と自社のYouTubeチャンネルを立ち上げました。「経営戦略を考えて、体制、機材、予算、期間等も設計しました。しかし、どうしても制作が続かない。どうすればいいでしょうか?」

 

前回につづき解説していきます。

 

前回はこちら

動画制作に行き詰まったら

 

■構成、原稿が書けない

  • ビジネスフレームワークを活用

方向性が決まっているのに、アイデアが浮かばなかったり、原稿が進まなかったりすることがよくあります。そんな時には、ビジネスフレームワークに当てはめてみると良い場合があります。

例えば、自社を紹介するコンテンツを作りたい。つまり「会社や自社のサービスを宣伝したい」という状況で 行き詰まってしまいました・・・。

ここでは、企業の戦略策定に使われる「3C分析」というフレームワークを使ってみましょう。3Cとは、

 「自社(Company)」

 「競合(Competitor)」

 「市場(Customer)」

の頭文字をとったものです。

「分析」とついていますが、あまり難しく考えずに、こんな風に箇条書きで書き出してみましょう。

 

【自社】
自社のことを書き出す。

 ・社名、その由来
 ・理念
 ・業種
 ・沿革
 ・事業内容
 ・取扱商品、サービスなど

この中で、特徴的なことや自慢できることがあれば強調してください。

 

【競合】
ここでは、 自社を紹介することが目的ですから、同業他社との比較で自社の良いところを書き出す。

・同業他社との違い
同業他社と比べて、 違いがあればそれを強調しましょう。 他社と同じような商品やサービスを扱っていることもあるかもしれません。そんな時は、
・売り方
・サービス(熱意、丁寧さ、アフターフォロー等)
・価格(値下げばかりは、あまりおすすめしませんが、キャンペーン中)

などで違いを訴求してみてください。

 

【市場】
お客様視点で喜ばれるところを書き出す。
・ニーズ
例えば、お客様が困っている状況を念頭において、それを解決できるということをアピールしてみてはどうでしょうか。お客さまが困っていることにたいして、そのことを解決するのが当社です。もしくは当社の○○というサービスで解決できます、という具合です。
いくつか要素が出てきたら、同じようなことはまとめて、インパクトのありそうな項目に絞り込んでみてください。

■編集に行き詰まる

編集に行き詰まることもしばしばです。「さて、編集しなくっちゃ」とソフトを立ち上げたところで、なぜか進まないことがあります。そんな時には意識的に次のことを試してみてください。

 

 1.台本通りに編集する
 2.台本を作り直す。具体的には構成を入れ替える、または新しい要素を入れる
 3.素材を見直す

 

経験上、編集ソフトを立ち上げた直後に動作が止まってしまうことがよくあります。 頭が切り替わらず、編集モードにならない、ということが原因だと感じています。こうした状況の場合は、次の動作を繰り返します。


 ・編集PCの前に座る
 ・プロジェクト を立ち上げる
 ・プレビューをする
 ・OKテイクの抜き出しをする
 

といった単純な前工程を意識して行います。
なんだ、編集手順を言っているだけじゃないか!と思った方もいると思います。そうなんです。調子が悪くなった時は、時間がかかっても意識的に一つずつ手順に沿って行うことでスランプから抜け出せます。 編集に慣れてくると仕上がりイメージと現状とのギャップに頭や手が止まってしまうことがあります。 ポイントは、「頭の中を編集モードに切り替えるルーチンを持つ」ということです。 そのルーチンを意識的に行うことで、行き詰まった状態から抜け出せるようになります。今回のコラムを参考に動画撮影を継続してみてください。

 

 

コラムニストプロフィール

千種伸彰(ちぐさ・のぶあき)

プロデューサー/中小企業診断士
テレビ朝日 「ニュースステーション」、フジテレビ「スーパーニュース」「ニュースJAPAN」等制作。インターネット国際映画祭、商店街TVをはじめとする Web・動画・出版等のメディアプロデューサー。動画マーケティングを活用して企業や地域の活性化に取り組む。
著書『セルフキャスト!~ビジネスを加速させる動画配信』

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