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<経営者向け>展示会の出展を助成する市場開拓助成事業の紹介

宮内 京子(みやうち・きょうこ)

2021.03.31

展示会への出店を助成

東京都中小企業振興公社で毎年実施されている市場開拓助成事業を紹介します。本助成金は、自社の製品・サービス等の販路開拓のために出店する展示会に係る費用の一部を助成するものです。

 展示会は、実際に商品やサービスを広く知ってもらうための有効な販路開拓手段の一つですが費用が相当かかるため、躊躇する企業も少なくありません。

本事業の特長

 本事業は上限300万円の助成額、助成率1/2で、最長1年3か月の間、国内外の複数の展示会に申請が可能です。出展小間料以外に、輸送費やPR動画制作費、広告費、印刷物制作費、通訳費等も助成対象となっており、使い勝手が良いのが特長です。

 昨年は展示会場での展示会が減少し、オンラインで行う展示会が増加しましたが、オンライン展示会も助成対象となります。

助成対象商品

 使い勝手が良い助成金ですが、助成対象商品には条件があります。

  1. 東京都や東京都中小企業振興公社の事業による一定の評価や支援により開発等を実施した製品であること(図1参照)
  2. イノベーションマップの開発支援テーマに該当する製品であること(図2参照)
  3. 令和3年3月31日時点で事業化が完了し売れる状態であること
図 1 対象事業
図 2 イノベーションマップ

スケジュールについて

本助成事業に申請するためには、申請エントリーを行った後、申請書類提出をします。

申請エントリー令和3年2月24日(水)~ 3月31日(水)
申請書類提出令和3年4月12日(月)~ 4月15日(木) 当日消印有効
  • 申請書は、事業者概要、事業計画、出展展示会での経費計画等記載します。
    詳しくは公募要項をご覧ください。

公募要項はこちら

展示会を有効活用するために

 展示会はバイヤーに目で見て触って、直接話を聞いてもらうことができる販路開拓の有効な手段ですが、ただ出展するだけでは商談につながらないのが実情です。

 展示会では、ターゲットを定めてターゲットの関心を促すコピーを考え展示物を準備する、自ら案内状を送る、プレスリリースを出す等の準備が肝要です。また、当日入手した名刺を元にフォローメールを、その後もメールやレターを使った情報発信やHPへの誘導、対面のコンタクト等により、来場したお客様に継続したコミュニケーションを図ることをお勧めします。そうすることで、お客様にニーズが発生した際に、自社製品やサービスを想起してもらえる可能性が高まります。展示会は出会いの場であって、その出会いを活かして交際に発展させる努力が必要です。

コラムニストプロフィール

宮内 京子(みやうち・きょうこ)

株式会社アキュリオ(経営革新等支援機関)代表取締役。中小企業診断士、MBA、中小企業BANTO公認講師。2000年からコンサルティングに従事。現在は中小企業・小規模事業者の付加価値向上のために経営/マーケティング支援や事業計画立案支援の他、創業支援、人材育成を行っている。

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